遺骨を自宅の仏壇に置いておくこと

 今回は、「遺骨を自宅の仏壇に置いておくこと」と言うタイトルで記事を書きたいと思います。
 そもそも何故に、このようなタイトルにしたかの理由を申し上げますと、実は最初に、もうかれこれ15年程前になりますが、私と妻が結婚し、その半年後に、妻の母親が、脳内出血で亡くなりました。通常であれば、先祖代々のお寺に納骨するのが一般的だと思いますが、妻の実家は、新家だったのでお墓を持っておらず、その義母の遺骨を妻の実家で購入した仏壇に置いたまま、既に15年が経過し、現在に至っておる状態なので、いつも気がかりで、「遺骨」についての記事を書こうと考えた際に、一番最初に頭に浮かんだのが、その義母の遺骨だったわけです。縁のある倉敷市に墓地を購入しました。
 故に、毎年お盆や正月など、妻の実家に帰省する度、私や妻や子供たちは、義母の遺骨がある仏壇の前で、線香を立てて、手を合わせながら、亡き義母を思い出し拝み続けます。そして、改めて思うのです。この遺骨は、いつまでこのままで良いのだろうか・・・と。
 本来あるべきは、ちゃんとお墓で納骨して保管しておきたいところです。しかし、妻の実家には、義理のお父さんと義理の妹さんしかおらず、お墓を新規に購入したり、世話したりするだけの余力はなく、かと言って、義理の息子である私が、出しゃばったことをする訳にもいかず、当面は様子を見ている状態です。でも、いつの日か、仏壇に置かれたままになっている義母の遺骨を、なんとかせにゃならんと、いつも心の何処かで、引っ掛かっている懸念事項なのです。(読者の皆さんならどうされますか?どうすべきなのでしょうか・・・悩んでいます。)